2020/06/24

夕まずめにつりに行った


つりに”行った”と云うのは
必ずしもつりを”した”とは限らない


昨年の台風で
家のウッドデッキが崩壊して久しい

最近になってようやく再生事業に取り掛かったのであるが
木材やら根太やら根太束やら根太束職人やら
細々と調達する材料が多く
遅々として再生が進まないでいる

今朝は
根太束なるパーツを取り付ける為に
朝から振動ドリルでコンクリーに下穴を開け
根太束職人と名乗る接着剤を盛った後
コンクリートビスでプラ根太束を固定した

しかし
根太束が三つ足りない事に気づく

先週は
根太材が一本足りない事に気づいたのであるが
だったらその時
束が足りない事にも気づくべきであった
と云うか
普通は気づくはず、、、


てな訳で
足りない根太束を買いにデーツーへ行く
ついでなのでそのまま西へ西へと車を走らせ
いつものいぬ専用つり場へと向うことにした

しかし
いつもの車止めより遥か手前にて
無情にも通行止めの立て看板が出現
さらにその奥にも鎖が渡され
「本当に通行止めだから」
と言わんばかりの二段構えのインスタントゲート群に
つり欲はあえなく消失


已む無く
いぬの散歩とわりきり林道を進む

やや行くと
ちょっとばかり増水して濁った流れが見えた

状況的には最良ではないが
かと言って悪くもなく
端っこをひらってつるには結構良い感じの様に見えた
が 如何せんわりきりが早すぎた それこそ後の祭りである

棹も持たずカメラだけを抱えて林道を歩いたけど
たいして写真も撮らずに
いぬにおやつを投げながら山ノ神まで行ってみた

辺りは
木苺が熟れ始めサワグルミが実をつけ
まさに夏だなと思わせる木や草で繁っていた

しばらく行くと”ドドドドドッ”と上の方から重機らしい音が響いてきた

いぬは何を思ったか道の真ん中に座り込む

果たしてそれは前線から移動してきたハットンハーフトラックだった

宅のわんちゃんが轢かれてはいかんと急いで綱をひき路肩に寄せる

そして
これが潮時と判断し
我々もドイツ軍に習って戻る事にした


大崩れのところまで戻ると
さっきのハットンハーフが乗り捨てられたいた
さすがにこの先の難所を乗り越えるのはキャタピラにも難儀だったようである


車に戻って水をやる

林道脇の泥水を舐め舐め渇きを癒していたいぬには
来る途中の商店で手に入れた冷えた水が
それはそれは美味かったようで
いぬは500mlほどを一気に飲み干した

いぬは車が苦手だ(我が家の犬は)

しかし
これに乗らねば里へも戻れぬ
なので
いつも意を決したように乗り込むいぬ

つりもせず
谿沢に浸かりもせず
またもや車に押し込められたいぬ

そんないぬへ
せめてもの罪滅ぼしにと
戻る途中の湖畔にあった庭園のような広場にて

”さあぁ オマエの大好きな芝を心ゆくまで堪能させてやろう”

但し
時間には限りがあるがね

#fishing but no fish
それでもつりは愉し             ふらい麻呂

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