8 Nov 2015

やまめつり

十月のはじめ

休みなので少し遅くに起きて 犬のお供で裏山にある広場へいった



少し肌寒かったけど
犬にはちょうど良いらしく いつにもましてzoeは元気に動きまわっていたが
少し動くと 幾ら涼しくなったとはいえ未だ陽気はそれほど過ごしやすくもないようで
  --- それも可也暑そう ---  機敏な動きはそう長く続かない

それでも枝を投げると喜んで取りに行く
でも 何度かそうしてあそんでやると 「もう投げなくていいから」 といった意思表示をする
少し離れた所に運び なるべくその枝を奪われないようにして
そうして 一心不乱に端から齧り破壊るすのだ

この状態にはいると 実はこちらも楽である
あまり犬の傍に寄らず かといって離れ過ぎない程度の距離を保って 
そうやって大人しく芝に座って そうして見守っていればいいのだ
肝心なのは ”あまり離れず” にだ そうやって ただただそうやって暫くね



犬は其れになかなか飽きないが
「そろそといいだろう」
そう言って立ち上がるそぶりを見せると
犬は 一瞬 まあいいか
といった目をした後に此方にやってくる




こんな肌寒い日でも
いつまでも日向に寝転がっているには暑いらしい

寒がりのワタシにはありがたい天国のような日向も
犬にとっては いまだ亜熱帯のような陽気らしい


犬がワタシの呼びかけに応じたのをみて立ち上がると 
尻がやらと湿っぽくなってて気持ちが悪かった
結構な時間そこの芝に座りこんでいたらね



犬はまっすぐに家へ帰ろうとはしない
道草が大好きなんだ

臭いかぎの合間に草をはんだり
小さな虫を見つけてはその後を追いかけたり
そんなだからなかなか家にはたどり着かない



犬がなかなか歩みを進めないので 此方も辺りを見渡す時間がたっぷりと取れる
休みの日だから というのもあるが そんなのんきにしていられるのもたまには良いもんだ

いつの間にかズミの実が赤くなっていた
となりのセンダンにの実はまだ濃い緑で 
それの色が薄くなって 黄色みがかかるにはもう半月くらいは掛かるかなと



動かない犬をなだめすかし
どうにかこうにかうらやまと家のある街区を別つ
緑の橋までやってきた

さっきまでの肌寒さも陽が高くなったからだろうか
少しやわらいで気のせいか暖かく感じた



ここをくぐる時 何故かいつもそう感じる
この日とは違って 往きが暖く感じる日もあれば まったく逆の日もあるけど、、、



家に入ると 犬はさっさと階下降りて人のベッドで二度寝を決め込む
zoeにちょっとでも一緒に出かけたい気持ちがあるのなら
アイツはそうはしないはずだ

此方の準備が整うのを そわそわしながら待つのだ
そして それが終わるのを確かめもしないで 
玄関ドアへと通ずる一つ手前の扉に額をくっつけては振り返る それを繰り返す

そうはしなかった
この日はそそくさと階下へ降りていったのだ

だから此方も あえて犬を呼び戻したりもせずに 一人でさっさと出かけることにした



林道の途中で振り返ると大群が見えた
犬が一緒でも居なくても ここえ来たなら必ずこうして大群れを眺める
その理由は 丹沢で一番好きなやまだから と云うのではない
じゃあ何故なんだといわれると困るけど
そんな事はどうでもいいかなと



いつもより一段シモのコンクリー壁の上に降りた
ここのところ雨もなかったので
水量も少なくてさぞ貧相な流れなんだろうなと
そんな覚悟で峪底に降り立つと
どうしてその流れは立派なものだった

ただし だからといってやまめがすんなりと掛かるのかと云えば
それはまた別の話なのである

案の定最初のやまめを掛けはぐった

峪底で大きな声で悪態をついていると
それが聞こえそうなくらいの高度で荷上げのヘリが飛来した
まさか聞こえているはずもないが
それでもなんとなく罰がわるかった


今年は寒くなるのが早い
気のせいなのかホントに寒いのか
そんな事はこの時期此処へ来るにあたって
やはりこれもどうでもいい話である

いや それよか やまめはとっくに錆がでているんだから
そんなやまめを釣りにきているんだから
寒いだの水が冷てえだのと云ってる方がどうかしてるのである

つりは愉しい 
などといつも云っているが
やまめにしたらいい迷惑だろう
10月の声を聞いてもまだ尚こうして虐める輩が現れるのだ

そんな事全てをとは云わないが
一応あれにこれにと承知はしている

それでも
つりは愉しいのだ
だから始末も悪い

釣行日 2015/10/06

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