2021/06/03

(その三)これからフライ釣りを始める貴方へ編


その一 その二 までは「フライの道具選び、、云々」といったタイトルでしたが
その三からは タイトルを変更して「さかな釣 ワタシはこう思う」で進めて行きます


始まりからお題と本文があってませんが
とにかく 些細な事など気にせず”自由にやろう”の精神でどんどん進めていきます



前回までの ”道具やら毛鉤だの” についですが
それらについては どんな屁理屈を捏ねようとも
みなさまそれぞれに想い入れや持論をお持ちでしょう
また”確固たるデータがあるんだからこうなんだ”と仰られる方もおられるでしょう
ですので
ここでいくらあーでもないこーでもないと言ったところで
”不毛な議論に発展するのが関の山” であると思われます


なので その三では
そんな不毛な議論などはバッサリと切り捨てて
   --- というより逃避でしょうか ---
家を出るときの心構えから実釣に至るまで
さらにはその後の対処?についてあれやこれやへと迷い込み
そしてワタクシ自身を深〜く追い込んで参りたい と そう思います



それでは その三を 始めます


まずは【釣り場へ向かう】から

※ 渓流釣は朝早くに行くのが一般的ですが ワタクシの場合そうとは限りません

 (正) 遅くなっても構いません


※  日が暮れるまえなら何時に行ってはじめても良いんです
   ただし 陽が暮れたら釣ってはいけません(そんな規則だったと思います)
 
  *もちろん早く行くに越したことはありません
   が 無理してまで早朝に出かける必要はありません

 (正)無理のない時間にお出かけください



   --- ”早起きが苦手なんだろ”って思われましたよね ---
          「その通りです」

 ・要はさかなが釣れれば良い訳です
 ・要はタイミング次第という事ですね
  それぞれ頭の”要”のとこを ”運よく” とか ”そして運” と置き換えてもらうととても分かりやすいかと


※ 次に釣り場へ向かう道中での会話ですが
   なるべく、、、できることなら釣以外の話題に終始してください
 

例えばですね
 
 スチュワートが
 ” 、、ッ ナザ ナンバー ” ってぼそっと言うとこがさぁたまんねよなぁ とか
 
 プラントが
 ”プッシップッシッ” って やたら叫ぶよね とか (実際はそれほど言ってないと判明)
 
 ちょっと新し目なとこで
 
 バーンが着てるジャケットだけど
 ”あの肩パッド、、さすが80thだよねぇ” とか
 そのような各自の時代に合わせた話題が最適です
 
 ふざけるなと思われるでしょうけど
 間違いなくそんな他愛のない話題が良いと本気で考えております
 [何言ってるのか皆目見当もつかない方がほとんどですね ここは軽く流してください]


 はい もちろん釣の話題でもかまいませんよ
 ただし 釣りの話ばかりしてると到着する前に力つきますのでご注意ください
 こんなこと言うときっとカチンと来るかも知れませんが
 くだらない技術論やら自慢話なんかはそこそこにしておきましょう
 現地に着いて釣始めたら全ては明るみに出てしまうのです
 ホラはそこそこにしておいたほうが あんたの為ですよ
 それと 運転担当者以外の方々 もし寝れるなら遠慮なく眠りましょう
 最後にモノを言うのは集中力です 少しでも英気を養いましょうね 寝た者勝ちですよ

(正)道中の話題は この世で一番くだらないと思える話が適しています


*一人寂しく釣り場へ向かう貴方
 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
 もうしわけございません なにかいいアドバイスをと思ったんですが思い付きませんでした
 
 唯一 高速道路を走っている間はこまめにルームミラーをチェックしましょうね
 くらいでしょうか

さあ【到着しました】

 なにわともあれ急いで支度しましょう
 ここで出し抜かれては元も子もありません
 
 しかし 異常なまでの早起きに 不眠不休の運転です
 さらにはあまりの興奮に飲まず食わずだった、、、
 なんて事に突如気づくなんて事もあります
 そんな時は 焦らず急がず握り飯でも食いましょう(パンでも良いですよ)
 もちろん 飲まず食わずで谿底へ直行ってのもありですが何が起こるとも限りません
 ここは一つ なるべく好きなものを食べておくと良いでしょう
 なぜかって ほら 最後のなんとかってよく云うじゃないですか

  【さっさと仕掛け組んで釣り始めましょう】
 
 棹を継いで仕掛けを通しましょう(言われなくてもわかりますね)
 毛鉤は大きいいのを結びます(見えてなんぼです)
 もちろんハリスもうんと太いのを継ぎ足しておくのを忘れずに
 細いのじゃあダメです 切れちゃいますからね
 そうそう教本を鵜呑みにしてハリスやらを無駄に長くしてもいけません
 
 あっ今こう思いましたよね 太くて短いとドラグがぁ、、とか 
 
 そんなのはちゃんと毛鉤をスポットに入れられてからの話です
 まずは目指すところに振込むよう努力してください
 ラインを操るのはそれから考えれば良いんです

 だからどこかで仕入れた余計なカタカナ言葉は綺麗さっぱり忘れて良いと思います
 
 さあ 仕掛けが出来た上がったらすぐ(注1)その地点から流しましょう(できれば入渓点10mくらい戻ったとこから)
 釣れる時はいきなりそこで釣れるはずです(根拠は薄いですが)
 そう言っておいてなんですが 入渓点で釣れなかったとしてもそれはごく普通の事です 全く気にすることはありません
 構わずどんどん釣り上がって行きましょう

 一箇所にずっと突っ立って工場のロボットみたいに何度何度も繰り返し流したって無駄です
 いいとこ三、四回流したら次へ行くことをお勧めします
 まずは確率をあげましょう そうするには出来るだけ長い距離を探ればいいのです
 10回流しても反応がなければ100っぺん流してみましょうね
 それでもダメなら1000、、、10000です
 あれです 下手な鉄砲も数撃ちゃどーちゃらこーちゃらってゆうじゃないですか
 
 (注1)
      だいたいですね 奈落を下った地点で だいたいの方がそこで支度をするんですね
  で 支度が整うとなぜかその場から流さずちょっと上流へ歩いていく
  そんな方 多いんですね 
  だから 支度したらすぐそこをヒト流ししてみましょう いきなり釣れるかもですよ
  あくまでもワタシの経験ですが 入渓点を起点に半径10m〜50m付近はよく釣れます
  あくまでもワタクシ調べですが、、、

  【釣り始めて少し経ちました】

 ここらで反応がなければ毛鉤を交換するのもありかもしれません
 もちろん ここまでに良い反応を得られていたのならその必要はありません
 しかし 最初に言った様に鳴かず飛ばずだったとしたら、、、
 思い切ってサイズや種類を変えるのもありだと思います
 
 とは言っても 現実的にはそれを交換したところでどうにかなるとも思えません

 なのでその前に今一度 流し方や立ち位置の工夫をしてみましょうね(やたら真面目な、、、)
 そうそう この時コーラとかジュースとか飲むといいですね 一息つくんです
 
 それから飲み物なんかは取り出しにくいとこに仕舞っておくといいですよ
 何故かというとですね
 一息いれる為にはいちいち立ち止まって荷物を降ろして、、ルックサックの蓋あけて、、
 といった そんな一連の作業が必要になります 
 するとですね 図らずも動きを止めて休憩でもするかとなる訳です
 さらに 単調だった拍子を変える事にもなるって寸法です
 立ったままってのはいけません 必ず座りましょう
 座れば「さて次どうするかね」なんて ちょっとした余裕が生まれます
 たとえほんのちょっとでも 余裕を持って考える事ってのは大事ですから

*要するにですね
 その毛鉤に問題があるなどと云う事は、、、多くの場合それほど無いのですよ
 あるとすれば自身に問題がある事がほとんどです
 そうそう 下手くそであるとか 何かちょっと勘違いしているだけだとか、、、
 まあ だいたいそんなところです

  【釣り始めからだいぶ経ちました】

 もう飽きるほど釣った事でしょうから
 ここらでちゃんとお昼を摂りましょうね
 多少時間が遅くなったとしても お昼ご飯を食べるってのは大切ですので
 それから できればお茶も飲みましょう
 大きなお世話ですが 何度も言いますけど余裕が大事です(余裕があるフリだけでも良いですから)
 ただし あまり余裕をかますとあまり前へは進めません
 しかし それはそれ もしその日時間切れで志半ばで谿から上がる羽目になったとします
 そしたら続きはまた来週にでも、、ってのはどうでしょう
 愉しみが残ってるくらいが幸せって事もありますから、、、。
 
  【さあいよいよ大詰めです】

 ここまでくると焦ってもどうにもなりません
 もうすぐ日が暮れます
 はい 未だ坊主だったとしても 世間一般平等に日が暮れます
 
 日暮も間近で もしそんな事態(ツルツル坊主)に陥っていたとしたら、、、
 
 それは昼からビールを飲んだり優雅にティなんぞ淹れていたツケですね
 余裕をかませと言っておいてなんですが、、、そうに違いありません
 
 いいやビールも飲んでなけりゃアフタヌーンティも楽しんでいないという貴方
 ンン、、どうしてなんでしょう
 そうですね 今日は貴方の日ではなかったんでしょう
 貴方のせいではありませんよ だから来週また釣りに行きましょう
 そうです 続ける事が全てなのです

 だけど 今まさに日が暮れるんだが どうしても諦めきれないって時ありますよね
  
 やっぱり坊主だけは避けたい、、、って
 しかし ここで坊主逃れの的確な答えなどはありません
 でもひとつだけ 、、そんな時は 釣れるまでよさねえんだよぅ の心意気です
 気合いなどとも言いますね
 とにかく心意気だけ釣りましょう(もう完全に根性論ですね)

 それでもダメだったら、、、、やっぱり諦めてください
 暗くなると危ないですからね
 それに夜に谿から這い上がる時に変なとこから滑り落ちたりすると一大事です
 おまけに夕方になると猛獣も動き出しますよ
 死をかけてまで そうまでしてボウズ逃れをする必要はありません
 ”いのちはひとつぅっ”て昔のフォークの人も唄ってましたよ 覚えてるでしょ?

  【結論です】
 なんの結論だかしれませんが
 
 結局のところ
 さかな釣なんてのは ”釣れるまでよさねぇんだよぅ” の信念がものをいいます
 みなさん ”坊主” 嫌ですよね?
 それなら根性です(集中力ともいいます)
 執念あるのみです いや信念か なんでもいいですね

 でも ボウズ食らったからってどうって事ないですよ
 それを受け入れる事 そういったひろーい心の持ち様が大切です
 (ワタクシは持ち合わせていませんが、、、)

 【最後に】
 なぜか釣れない事を前提に話がぐいぐい進みました
 多分どれについてもなんの参考にもなりはしないと思いますが
 仮に なったとしたら 一言 ありがと と天に向かって呟いてください
 そのさかなが貴方の毛鉤に掛かったのは間違いなくワタシのおかげですから

  しゅうねんまみれの釣も愉し
  ふらい麻呂

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