22 Jan 2016

一月一日に登る



元日の朝 いつもこの茂みに居るいつもの猫に新年の挨拶


暖かくて気持ちが良かったのか
我々がいつも以上に近づいて話かけても 嫌な顔ひとつせず此方の問いかけにじっと耳を傾け
仕舞いには目を閉じ 声はださなかったけどウンウンと頷いてくれた ように見えた

多分あれは "判った判った 判ったから いいから早く行け" という合図だったんだろう
今は何があっても此処を動きたくない この幸せな時(正月)を満喫していたい 
そんなミケの新年の決意だったに違いない





ミケの前を通り過ぎて 誰も居ない小学校の前の道を渡る
静かな住宅街を突っ切って その端に残る丘陵跡の公園も突っ切る
そして最後に 広い通りの上に掛かった橋を渡ると そこがよこやまの道

古道とは名ばかりだけど 年末年始は脇の通りを走る車もすくなく 静かなさんぽが愉しめるから
ここ数年そうしているように 今年もそんな道を歩いて諏訪ヶ岳へ登った




途中にある萱の原にホオジロがいたので写真機を向けたけど写っていたのはすずめだけだった
沢山ありすぎるカメラのボタンを確認する為ちょっと下を向いた時
きっとその隙に隣の群れと入れ替わったに違いない

うらやまに野鳥がまばらな時でも 何故かこっちへくると群れていたりするから不思議だ
そうは言っても別に目当ての鳥が居る訳でもないので なんでも居てくれるだけでちょっと嬉しい
すずめもそんな鳥の一つだね 居てくれると安心するんだな

とはいえ なんでもいいとは言ったけど ヒヨドリとかコゲラなんかは渓流釣の時のハヤみたいなもんで
観れたとしても 正直あんまりいい気はしない というか喜びが沸かないと言ったほうが正しいかもしれない




諏訪ヶ岳の頂上を一先ず巻いて防人見返りの峠へ

ここから西の方を観ると
大好きな滝子山の直ぐ左に
おなじく大好きなお坊山の頭越しに 真っ白になった農鳥が並んで見える
暖かい冬だから少し霞んでいたけど それでも思っていたよりはすっきりと見えた



いぬは 山を同定するなんてことにはこれっぽっちの興味も無いから
何か食い物でも出てこない限り ひとところでじっとして居るのには辛抱ならない
それでも まあもう少しまてとナダメすかして付き合わせる



丹沢は未だに真っ黒いままだった
富士の南側も少し黒くて やはりまだまだ真冬の富士とは程遠い感じだった

ところで 富士を拝むとか 御来光を拝むなんてことは いまのいままで実行したためしが無いが
そんなワタシでも正月くらいは 時にそんなこころもちになったりもする
もっとも それはこころもち 気持ちなので 心のなかでそうするだけななんだな
そう 実際に頭をさげたり手を合わせるなんて事はしないのだ

それでも最近は 通りかかりの辿道なんかに祠なんかがあると
それの大小(規模)に関わらず 頭をさげて行程の無事をお願いしたり
それが帰り道だったりすると お礼を述べたりしている

昔ならそんな事するなんてことはほとんど無かったのにね

なんでだろうね 歳をとって弱気になってるって事かな
自力で立て直せない時は "どうかコケテも落ちませんように" って感じだね きっと、、。




諏訪ヶ岳に向かう途中で それこそ手が届くくらいの所にエナガ群れていた

エナガはいいよね
別に特別な理由はないけど なんだかこの小さい鳥が好きだなんだな
たぶん逆さになって枝に止まったりしてる そんな動きが魅力的なのかもしれないね

こいつらもヒヨドリみたいに何時だってそこいらじゅうに居るんだけど
不思議とエナガが幾ら居ても悪い気はしないんだよね "おお居る居る" って具合で
別にヒヨドリが悪いって意味じゃあないんだけどね
なんだろうねコレっていうのは、、、。



ここがお正月恒例登山で登る諏訪ヶ岳

標高は144.3m ここら辺では可也の高さだけど眺望はそれ程でもない
というか別にそんな事はどうでもいいんだ 
だいたい雑木の中を歩くってのがそもそもの目的だからね
それに 例え眺望が有ったとしても
ここいらは街中だからどうしてもコンクリーの壁や建物が目に入る
そんな物を眺めてもね、、、
それと幸運な事に こっからはあの醜いスカイツリーとか都心のビルジングがチラリとも見えない
雑木のおかげだね それだけで十分だよ 本当に



帰りは笹藪を少しだけ漕いでみた
暖かい日だったから ダニとかに喰いつかれるんじゃないかと心配したけど
幸いにも 奴らが動き出せる程の そこまでの暖かさではなかったようだった





夕方になってから近所の鎮守さまへお参りにいった



諏訪ヶ岳同様
ここ数年このお社へ詣でることから我が家の一年がはじまる



そして帰り道
綺麗に焼けた丹沢を眺める

2016/01/01 諏訪ヶ岳と鎮守様

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