28 Feb 2018

マルタつりなんて如何でしょうか



「釣りでもはじめてみようかな」とお考えでしたら




マルタうぐい釣なんてのは如何でしょうか



はじめてみようかなと思ってはいるものの
何時何処でどの様にして何を釣れば、、、、、と二の足踏んでるなら
”春に” ”多摩川で” ”毛鉤を使って” ”マルタを”
これで始めてみるのは如何でしょう

今回はそんな話なんです



春になると大きな群れを成してマルタうぐいが遡上してきます

河原ではカラシナが咲きはじめ
近所の畑の直売スタンドにはのらぼうが並びだし
もう少し季節が進むと 土手の桜も蕾を膨らませてきます
そんな季節の流れとともに
河口の方から マルタが あとからあとから堰を越えて遡上を開始するのですが
ああ遡ってきたな、、なんてのんきに構えていると
桜の花が一気に開花するように その釣も一気に盛期へと突入していきます
なので もしその気があるなら準備は早い方がいいですよ

さて では何故多摩川でマルタを釣るのかとなりますが
その理由を強引な理由付けと共に挙げていきましょう
・近所である
・河原が広い
・交通の便が良い
・デカイ
ざっくり過ぎますが これらの点があげられます



とにかくこの釣りは
最初の ”近所である” という前置きと
最後の ”デカイ” のそれぞれ後にうぐいが結びつき
それで初めて
ようやくこの釣りが成り立つ(やる気が起こる)と言っても過言ではないでしょう

【近所でうぐい】または【デカイうぐい】このどちらか一方ではダメなのです

近所のうぐい だと ちょっとなにかそそられませんし
デカイうぐい でも なんかこう人を惹き付けるには魅力が足りない感じです
それが ”きんじょのデカイうぐい” となると途端に えっ、、となりますよね
普通はなります
もしくは デカイってどれくらいデカイんですか?となりますよね
絶対なります

えーと デカイです

兎に角 手軽にデカイ(それもすごく)のが手に入るとなると
それだけでちょっと顔が綻ぶのですよ 不覚にも



初っ端に このおおうぐい釣をと勧めておきながら何ですが
その実 多くの釣り人の間では うぐいという魚はあまり好かれいるとは言えません
決定的な理由はわかりませんが
ワタシも 知らず知らずのうちに”何だうぐいかよ” と言ってしまってる事が多々あります

これは 何となく魚種を選別してその優劣や順位をつけているようで
とても嫌な感覚に襲われるんですが
そんな違和感(嫌悪感)みたいなものは 魚を鉤から外すと一瞬で忘れてしまいます
で 直ぐにまた同じ事を繰り返してしまうんですね

誰かが一緒だからとか 見ている者がいるいないに関わらずそうなので
ひょっとして これというのは 知らず知らずのうちに沁みついてしまった
”みえ” とか ”照れ隠しの為の悪態” なんでしょうか

ワタシが子供時分は 何が釣れても嬉しかったもんです
何かを狙って釣ってたわけでも無い というのもありましたが
それ以前に 周りに魚を選別する者が一人もいなかったからですかね
なのでそんな見栄をはる必要はなかったし
だいたいからして心底嬉しいんだから 悪態をつくなんて必要もありやしません

用水なんかで釣をしてると「おい何が釣れた みせてみろ」っていう大人はいましたが
大人たちは何を見せても「おお、、ここで釣れのか」みたいな反応でしたし
「なんだ うぐいか」なんて言われたこともありませんでした



それが いつの間にやら 件の特定魚種に限ってこの冷遇ぶりです

狙った魚以外の獲物を釣り上げた時
”なんだ外道か”と言うのを聞いた人も少なく無いかと思います
うぐいというのはこの外道に当たる事が多いのですが
なんの罪も無いうぐいに対してそれは余りに酷い話です
勝手に釣り上げて置いてね

そこで そんな不幸な事が起こらないよう
(そんな酷い人間にならない様に)
はじめてのつりだからこそ”うぐい狙い”で行こうではないか
とまあそんな提案なんですね

 ”うぐいからはじめる〇〇〇、、、、”

なんでもはじめて手にしたものは忘れがたく愛着さえも覚えるものです
となれば それがここではうぐいになる訳ですから
うぐいも愛され つりも覚えられる うぐいの待遇が改善されつり人も幸せに、、、、
これで 世の中ちょっとは良い方向へ変わるんじゃないかなとね

*ここ多摩川で釣るのはマルタうぐいですが
 渓流などのうぐいはこのマルタほど大きくありません
 でも 同じうぐいと名の付くさかなを釣ればどちらのうぐいにも
 同じような親近感が持てるのでは、、、という願いを込めての
 ”うぐいからはじめる〇〇〇、、、” です



次に河原が広い事に関してですが
これは結構大切な事です

群が散って釣れなくなった時や 際限なく釣れる釣りに疲れをおぼえた時なんかに
これだけ河原が広いと 適地を探す手間も無く さっさっとゴザなんかをひらげて
どかっとそこへ寝っころがれるんですね
玉石がちょっとゴツゴツして据わりが悪いんですが
それも ツボを突く強めのマッサージみたいなもんだと思えば何ては事ないでしょう

穏やかな日に 河原にぶっつぁり込んだり寝転んだりとまるでピクニックです
そんな時の為に 珈琲や紅茶を淹れた魔法瓶なんかも持ってくる事をお勧めします
炭を熾した七輪に肉塊とまではいいませんが
握り飯くらい、、いやせめて煎餅やまんじゅうなんかがあると良いでしょう



ピクニックなので すこしめかしこんで お気に入りのコットンクロスとか
食いもんはまんじゅうに変えてショートブレッドなんかにする手もあります
まあ これも好き好き 世界観の違いですので
そこはいかようにも 臨機応変に対応して愉しんでみてください



そして交通の便が良いと云うのも良いですね

最近は車を持たない人が増えているそうですので
各スポットへのアクセスに電車など
公共交通機関で対応できるのは大きなポイントではないでしょうか
幸いにも 多摩川を渡る私鉄各線には
その近くに必ずと言って良いくらいに駅があります
勿論 車で来られてもコインパーキングなどが彼方此方にあるのでご安心を
但し イカダはお勧めいたしかねます 画像はあくまでも参考までに 



さて肝心の話に戻りますが
最初の取っ掛かりが何故この魚なのかと云う点です

それは 疑似餌の釣りは難しいと思われています
そんな中にあっても ”魚さえ居れば” と云う絶対条件が付きますが
この釣り(マルタ釣)は魚を掛けるのがそう難しくありません
簡単だと そう言い切るまでにはちょっとしたコツが必要ですが
そのコツを掴む事すらそれほど難しい事ではないと思えます

釣と云うのは釣れる釣れないを別にして
その一連の事柄全てを通して楽しいと思えるのですが
それでも やっぱり釣れた方が楽しいに決まっています
釣れると釣方やその他いろいろな事がが少ずつ理解できてくるので
理解が進む毎に楽しさが増します
さらに 難しいと思っていた釣法でやすやすと魚が釣れたとなると
楽しさのあまり 理解する回転速度が急上昇上するんじゃないでしょうか
そんなわけで楽しさも技の上達も倍々と ほんとに良い事ずくめ他なりません



釣り易さについて少し付け加えますが
いくら簡単だとはいえ不用意に近付いたり
むやみにウェイディングすれば流石のマルタと言えどもサッと逃げてしまいます
しかし それでも渓流のやまめやいわなほど神経質ではありませんので
例え最初のアプローチで下手を打ったからと言って
その日一日が それによてって 一瞬にして台無しになると云う事もありません
そう 何度もやり直しが効くというのがこの釣の良いところかもしれません



ここまででちょっとやる気になってきたと思えたなら
後は 魚たちが遡上してくる姿を妄想して待つだけです

遡上のきっかけになるのは
気温の上昇や 雨ふりといった気象条件が大きく作用します
なので おのずとお天気や季節の進み具合などが今まで以上に気になります
今まで以上にと云うより 
もう”異常と思える”ほどにと言ったほうが当たっているかもしれません



ちょっと余談になりますが
毛鉤釣(フライフィシイング)はなあ、、、
とその釣方自体に二の足を踏まされているんだ という方
その理由の一つは なんだか難しそうに見えるとか
得体の知れないとっつきづらさがある
ひょっとしたらそう感じているではないでしょうか

flyfishigと云うと
何やら場所や対象に応じた道具立に
それに即した理路整然とした(そう思える)取り決めの多さ
中でも キャスティングと云うのはこうしなければ、、だとか
フライ(毛鉤)一つ結ぶ(選ぶ)にしても 
かくかくしかじかであるからして此れを結ぶべきである
そんなイメージが先行しているようで
それらがその一連のイメージを増幅させているのかも知れません



でもご安心ください
そんないずれの事柄に なに一つ気を使う必要などありません 一切

あくまでもワタシの場合ですが
キャスティングなどと呼べる投射のスキルは持ち合わせていませんが
それでいて さかなつりに行って特段不自由を感じた事はありません
もちろん 大川や湖で釣るとなれば それなりの技術が必要になりますが
小沢でやまめやいわなを釣ったり ここで紹介している多摩川でマルタを釣るのであれば
ことさらそれを気にかける必要はありません
まあ最低条件として 前方へ仕掛けが飛びさえすればよろしいかと
多分それさえクリアできれば事が足りるでしょう



結ぶ毛鉤についても
小さいのから大きいのまで タイプの違う毛鉤を幾種類も必要なのでは、、、
おそらくそんなイメージが浮かぶかと思いますが
それにつていも まったくの誤解です

またしても”ワタシの場合は”という極端で限定的かつ特異な前置きが付きますが
ワタシは春から秋まで通年通してほぼ同じ様な毛鉤(大きさも含めて)で過ごしています
(これについては各自色々持論もある事と思いますので ここでは掘り下げません)
先にあげた幾種類もの毛鉤がといったイメージも この特異な例を加味する事によって
(可なり乱暴な誘導ではありますが)
想像するに 脳内に浮かぶ無数の毛鉤の影が 一気に数個にまで減った事でしょう

更に マルタは春(ほぼ限定)だけのつりですので
その春限定という条件を加える事で またしても必要なパターンが激減へと至る訳です
(先ずは 簡素化単純化して 少しでもトラブルを減らして簡単にが良いかと)

---- いい加減長くなってきたので 突然ですが結論です ----

結論から言いますと
このマルタうぐい釣の毛鉤というのは 正直何でもいい(なんでもあり)のです
もう そこ(鉤)に毛糸が巻いてあれさえすれば良いくらいです

でも ”いろいろ使ってみたたかった” という方の楽しみを奪ってはいけませんので
ここで良いお知らせもあります
”なんでもいい” は 裏を返せばいろんな毛鉤が有効という事に他なりません

如何にもそれを使う機会がなかった毛鉤や
巻いてはみたけど果たしてこれで釣れるのかと使うのを躊躇していた毛鉤
そんなのを思い切ってここで結んでみてください
なんでもいいんです(その毛鉤も有効です)迷う必要はありません



道具にしても同様です
買ってはみたが
一向に使う機会が訪れない棹にリール
今こそそれら夢の道具の出番です



仕掛けに至っては繊細なものや複雑なものは必要ありません
ラインの先にリーダーと呼ばれる太目のナイロンモノフィラ(テグス)を結んで
その先に重石と信号みたいな色の毛鉤を結べばいのです

必要なら目印を付けましょう そうするとアタリがとりやすいですので

またもや特異な例になりますが
ワタシは雑魚釣に使う橙と黄色のたま浮きを目印の代りにしたりもします
重石には通常ガン玉を使う方が多いのですが
雑魚釣りに使う板オモリが割と便利なのでそれを多用したりもします
ここまでくると 延べ竿仕掛けのウキ釣そのものです
あえて違いを示すなら リールがついてるってだけですかね



またまた余談ですが 
この目印を付けた毛鉤仕掛けを
他国の言語で表すとインジケーターニンフィングとなります
後者で呼べばなんとなく格好良く聞こえますが
彼の地の田舎町では”ウキ釣りだぁ”と言っているに違いありません

なんの話をしてたんだったかなぁと思い始めた頃に
ようやくそこへ戻ってこれました

分かり辛い釣flyfishingも表記の仕方ひとつ違えば
例えば 毛鉤釣と現したりすれば感じ方も一気に変わります

全てがとか言いませんが大方そんなもんです
これはこの釣だけに限った事ではないですね
釣り以外にも 自転車の部品や パソコン用語などがありますね
パソコンに関しては
「だからなによ もっと普通の言葉で説明してよ」とよく言ったもんです

それに比べれば 釣りなんて簡単なもんですね
仕掛けや餌(疑似餌も含)が違うだけ または違う様に見えるだけ
複雑な事なんて余りありませんので
もし聞いて判らなかったとしても 図解を入れて説明してもらえば大体理解できます

それでも個々の釣には違いがあるとなると云うなら
繰り返しになりますが それは道具や仕掛けの呼び方くらいでしょうか
でも それとて殆どが言語の違いにすぎない事くらい直ぐに理解できましょう

あの用語が難解で、、なんてのは
なにもこの釣(fly)に限ったことじゃありません
どれも初めてなら皆難解に感じるものです
とにかくむずかしい事なんてありませんので 先ずは気楽にはじめてみてください



最後に
マルタつりの釣場では
連れて行ったいぬが もしそこで突然泳ぎだしたとしても
だからといってだれも怒ったりしません

ワタシの知ってるマルタつりというのはそういう釣 そういう釣り場です

だから もしお宅にいぬがいて
その時 その子が一緒に行きたいという意志を見せたなら
その時は迷わず連れて行ってください
ちょっと邪魔になるかもれませんが それでも 連れて行ってあげてくださいね
但し 帰宅後風呂に入れる羽目になるかもしれない事を覚悟のうえで


*これが参考になるならないは余り心配していません
 何故なら 皆さんは こんなものを読むまえに
 とっくにありとあらゆる情報を洗いざらい調べ上げている事でしょうから

では愉しいつりを
ふらい麻呂

photo : jillhendrix and 麻呂 2007~2009の多摩川にて
    *zoe の画像は2012以降

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