少しばかり出遅れたけれど
行かないよりはましかなと彼岸明けに墓参りへ向かう
しかし 高速に入ってしばらく走るとこの先断続渋滞〇〇kmの表示
堪らず 首都高手前で環八へと逃げ込んだ
ご先祖様達だって ”なぜ中日に来なされぬか” とは決して思ってはいないはずだけど
少し懲らしめてやろうか くらいの気持ちはあったのかも知れない
ただ こちらも中日に行けたら良いのは承知の上なのであって
それに 一応仕事もしているので などと 彼方へ訴える、、、
明くる日は少しばかり早起きをして ”やまめ釣りに行くのだ” と企てていたのだけれど
不覚にも目覚ましさえも仕掛けずに寝てしまった
なので目が覚めたのは何時もよりうんと遅く
当然ながら いぬの散歩や食事やりなんかを済ませた頃にはお昼も間近となってしまう
しかしながら 端っから遠くへ行くつもりもなく それとて別に如何という事でもなかったわけなのです
街道沿いの商店で鑑札を買って小さな集落の中へ
そして幾つ目かの辻を左に進むと道は一段と狭まり 挙句に耕運機くらいしか通れないのでは
と 思わせるくらいまでその幅は絞られ 最終的に曲がりはゆるいが結構な角度の下り坂となる
更には下りきったその先に より一層幅の狭くなった橋が現れ
それを渡った向こうには 到底曲がりきれまい と 思える程矮小な丁字路が控えていた
来た道の状況から後戻りは得策ではない なので前進あるのみなのであった
ハンドルを何遍も右へ左へと切り返し前進と後退を繰り返す
そうやって如何にかこうにか河畔へと車を寄せたのです
辿り着いてしまえば気楽なもので
幾らか水位が低かろうとも
其処にはやまめが泳ぐくらいの水深はあるのだと
そんなふうに楽観的に物事を捉えて事を進めたのです
鑑札を買うついでに弁当も買ったのです
うす茶いろをしたのと白飯に海苔が巻いてあるのが一つずつで
隅っこのほうに唐揚げと赤いウインナーソーセージが添えてあるやつでした
それはおそらく 何方にもおなじみのおにぎり弁当ではないかなと、、、
そうそう 確か黄色くて四角い卵焼き風の物体も添えてありました
ただ 如何してもそれを食べる決心がつかず
結局のところ その物体は透明の入れ物に残したままに
支度をしながら
先ずはと茶色系の握り飯をかじったんですが
なんてことかそれの具はツナだったのです、、、、残念無念
見上げると桜が一つだけ咲いていて
気を取り直してもう一つ 白飯に海苔の方を食べましたが
はて そっちの具はなんだったのか 全く思い出せないのです
支度が整い 腹もくちくなったので車の脇からよちよち歩きで河原へ下りました
胴長を履いたのでそれに合わせてフェルトの硬い靴という出で立ちです
別に見てくれを気にかけて靴を合わせたのではないのです
たんに胴長のソックスが厚いので仕方なしにその靴を履いたという事になります
できれば底の柔らかいいつもの沢靴が履ければ理想的なのですが
胴長のソックスに合わせると靴はコレしか持ち合わせがありません
なので こればかりはやむを得ぬといったところなのであります
それにしても釣り用のウェイディングシューズというのは酷く歩き難い
なんでこんなに靴底を硬くする必要があるのかというくらい硬くて
丸い石に乗ろうものならシーソーのようにギッタンバッコンゆぅらゆらなのです
なので毎度毎度 来期こそは大き目の沢靴を用意しようと 毎年のように考えるのですが
胴長を履くのは今頃と晩秋くらいなので
きっと来期もタラタラ文句を言いながらコレを履いているに違いありません
河原へ降りて適当に毛鉤を振り込むといきなり小さなやまめが掛かかりました
昼過ぎにやって来て 一投で一ぴっきとはなんと運良き日だろうか
気を良くして直ぐにカミ手の溜まりへ振り込むと また掛かったのです
思わず ”あ また釣れた” と声に出していました
ですが こんな巧い事行くのはちょっと怪しい、、、、
これは何か良くない事が起こる前兆かもしれない
そんな負の思考が渦巻くのです
しかしご安心あれ
その後は行けども行けども何も起こらない何時もの展開となったのでした
釣り始めに直ぐに掛けて その後全く釣れなままに遡行していると
実際には釣れたのにも関わらず 何故か全く釣れなかった日と似たような心持になります
なので 如何にかしよう 如何にかしなければ とでも思うのでしょうか
--- 実際には別段如何にかする必要などある訳もないのです ----
とにかくある意味不思議な力湧いてきて 再びワタシをシモ手へと向かわせるのです
そうして適当なトコから釣り上り始めるのですが 当然なんの反応も得られないのでした
反応もないのでこれにて仕舞おうかしら如何しようかしら、、、
などと逡巡している矢先にまたもややまめが掛かりました
実はまだ陽も高いので 長尺に持ち替えて本流へでもと考えていたのですが
午後にやってきて釣り始めと仕舞いに幾匹か掛れたのです これは当に上出来です
これ以上は欲をかいてはいけません
と云うより ここで素直に切り上げるのが最善であろうと
深みへ戻るさかなを見送りながら直ぐに仕掛けを切りました
しかし なにかが余計だったのかも知れません
それとも悪運がとうとう尽きたのでしょうか
帰路に再びそれなりの渋滞に嵌ったのでした
春に連日連夜の大渋滞
ふらい麻呂









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